香典返しは半返し又は1/3程度・仕事をお願いした人の謝礼は難しい
葬儀における「お礼」には二通りの意味があります。
それは「香典返し」と、「受付などの仕事をお願いした人へのお返し」です。
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香典返しの常識と新常識

お礼の二つの意味
香典返しの場合、お返し金額の目安は半返し、もしくは1/3程度です。
お茶や石鹸など、いわゆる「消え物」でお返しするのが常識でしたが、今はギフトブックでお返しするスタイルも流行り始めています。
香典返しの表に、会葬者へのお礼を刷ったハガキなどを差し込む(もしくは中にいれる)ケースがほとんどでしょう。
かつては個々人に返していましたが、現在では金額の多寡に関わらず、同じものを受付で渡してしまうことが一般化しています。
このようなやり方だと渡し洩れがありませんし、「この香典は誰からだったっけ?」という混乱も避けられます。
また、通夜~葬式に出られなかったけれど後で自宅にお参りにきてくださった方に渡すために、20個前後は自宅に持ち帰るのが普通です。
尚、あまった香典返しは返品可能なのでご心配なく。
受付などの仕事をお願いした人の謝礼は難しい
受付をお願いした人に対する謝礼ですが、これはなかなか難しいです。
喪主の会社の方に頼んだと仮定しても、個人差や地域差、あるいは会社内での考え方によって変わってくるからです。
ただ、個人的には3000円~10000円でのお礼をすることをお勧めします。
お礼をしなかったことを「常識はずれだ」と思う人はいても、お礼をしたことを「常識はずれだ」と考える人は極少数でしょう。
「お礼はしない、受け取らない」が明言化されていれば別ですが、それ以外はお返しをしておいたほうが無難です。
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